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猫の肋骨の腫瘍

  • 執筆者の写真: ハーブ動物病院スタッフ
    ハーブ動物病院スタッフ
  • 10 時間前
  • 読了時間: 2分

こんにちは。

ハーブ動物病院です。

術中所見を掲載しています。苦手な方はご注意下さい。


今回は猫の肋骨の腫瘍について症例を紹介します。

症例:猫、mix、6歳、去勢♂、4.9kg

主訴:右胸に硬いしこりがある

腫瘤が腫瘍性か炎症性か診断を進めます


x線検査とエコー検査:右第4-6肋軟骨付近から発生した骨性腫瘤疑い


細胞診:骨芽細胞様の間葉系細胞が多量に採取された


ジャムシディ骨生検:骨肉腫疑い


治療:肋骨の腫瘍を含む胸壁の切除と再建

右第4-6肋骨を含む腫瘤切除を計画しました。

癒着がない広背筋などの筋肉を可能な限り温存しました。

腫瘤底部は第4-5肋軟骨の範囲に位置しており、第4−5肋骨を含む腫瘤周囲の正常組織ごと切除に切り替えました。

切除後の欠損部はナイロンメッシュ、周囲筋層で重ねて縫合閉鎖し、胸腔ドレーンを設置した上で閉創しました。

疼痛はとても強い手術に分類されるので、フェンタニルテープを含むペインコントロールを入念に行いました。

術後は漿液が少量貯留しましたが、ドレーンは3日間で抜去し、その後は順調に回復しました。


術後病理組織診断:外骨腫(良性)

術前の生検では悪性腫瘍が疑われておりましたが、結果的に良性腫瘍であり、良かったと思います。


今後は、無治療経過観察としてサポートしていく予定です。


以上です。

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埼玉県川口市のハーブ動物病院

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