top of page
フレンチ・ブルドッグ

全身麻酔の注意事項

麻酔とは

痛みや意識を取り除き、手術が安全に行えるよう、全身状態を維持することです

可能な限り安全な全身麻酔をする上で、各症例でリスクを適切に評価し、

飼い主様には術前から術後までご理解ご協力を頂く必要があります

麻酔のリスク評価

必要に応じて術前検査を行い、麻酔のリスク分類(ASA-PS分類)を実施します

残念ながら、健康的な犬や猫の麻酔に関連した死亡率は"0"ではありません

犬や猫以外の動物種は、さらに麻酔リスクが高いと考えられます

とある報告による犬と猫の麻酔関連死亡率は下記です

Ⅰ: 0.05%、Ⅱ: 0.12%、Ⅲ: 4.77%、Ⅳ: 7.58%、Ⅴ: 17.33%

​※麻酔リスクについてご理解ご同意が頂けない場合、当院では対応致しかねます

手術当日

麻酔処置は事前のご予約が必要です

基本的に朝は絶食の上、10時までにご来院下さい

飲水やお散歩は制限していません

継続中の内服薬等あればご相談下さい

当院では、​麻酔薬を静脈または筋肉注射して導入後、吸入により維持します

麻酔薬や鎮痛薬の選択から輸液、血圧管理等各症例ごとに適切に対応します

​入院の場合、継続中の内服薬や処方食、犬や猫以外の動物種では通常のペットフードをご持参下さい

​術後管理

麻酔から十分に覚醒するまで全身状態を適切に管理します

覚醒後、入院室またはICUに移動し、安静にします

肥満、短頭種等も麻酔リスクは比較的高いと考えられます

術創の保護、投薬や輸液、酸素化、静脈または経腸栄養等の支持療法を必要に応じて行います

bottom of page