高齢猫の直腸穿孔
- ハーブ動物病院スタッフ

- 3 日前
- 読了時間: 2分
こんにちは。
ハーブ動物病院です。
術中写真を掲載しています。苦手な方は注意して下さい。
今回は猫の直腸穿孔の症例について紹介します。
症例:猫、16歳、去勢♂、3.5kg
主訴:1週間ぶりの排便後、肛門周囲の皮膚が化膿、便が出てきた
血液検査:慢性腎不全ステージⅡ
エコー検査:腎臓は両側で萎縮
診断:直腸穿孔、慢性腎不全
一般状態が比較的悪いですが、飼い主様のご希望のもと、外科的に根治する方法を選択しました
治療:直腸全層プルスルー術
この症例は1回目に化膿組織のデブリと直腸穿孔部位の縫合を試みましたが、再発してしまい、再手術として直腸全層プルスルー術を実施しました。
肛門粘膜を円周上に切開、直腸を周囲組織から剥離しながら穿孔部位までアプローチしました。
直腸穿孔近位側の正常部位で切開離断し、肛門粘膜と直腸の断端同士を縫合して吻合しました。
術後は経過良好で、一般状態もよく、排便も良好となり、無事元の生活に戻ることができました。
高齢の猫ですが、飼い主様のご希望のもと根治でき、何よりでした。
冬の飲水量低下に伴う泌尿器疾患や便秘は要注意です。
冬は、ウェットフードやふやかしで給餌して、飲水量を確保し、便秘が長い場合には、緩下剤などが推奨されます。
以上です。













