ハリネズミの結膜のリンパ腫
- ハーブ動物病院スタッフ
- 18 時間前
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更新日:14 分前
こんにちは。
ハーブ動物病院です。
今回はハリネズミの結膜のリンパ腫について症例の紹介をします。
ハリネズミは腫瘍性疾患が多く、悪性腫瘍の割合が高いことも報告されています。
症例:ヨツユビハリネズミ、推定3歳、雌、体重:680g
主訴:目に傷ができて腫れている
細胞診:鎮静下で確認すると結膜原発であり、針生検を行ったところ中型リンパ球が多量に採取されました
仮診断:リンパ腫
細胞診でリンパ腫である可能性が高いため、飼い主様とご相談し、切除生検を行いました
治療:外科切除と化学療法(L -aspとプレドニン)
腫瘤は結膜原発で、有茎状であり、角膜を避けるようにバイポーラで慎重に切除しました
病理組織検査:リンパ腫
高度な異型性を認め、異型リンパ球のびまん性増殖が認められる
現在は、L-アスパラギナーゼとステロイド内服を併用し、治療を行なっております。
一般状態に問題はなく、副作用も出ておりません。
今後も生活の質を維持向上を目指して可能な限りサポートできればと思います。
以上です。