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猛禽類の絞扼


こんにちは。

ハーブ動物病院です。


当院では猛禽類の診察も行っております。


飼育されている猛禽類は足にアンクレット(足革)をつけ、

ジェス(係留するための道具)をして生活しています。

これらは個体識別やリードの役割を果たすため必要とされています。


そのなかで、足環やアンクレットの劣化、取り付け時にキツかったりする際に起こるのが絞扼です。


ここで、当院で治療した猛禽類の絞扼による症例を紹介します。


症例:インドオオコノハズク、6歳

主訴:足首の腫れ

ジェスの部分が締まっていて、うっ血しているのがわかります。

この際にむくんでいる皮膚を傷つけないよう慎重に外さなければいけません。

無事に取ることができ、1週間後にはうっ血によるむくみも取れ、完治しました。


症例:インドオオコノハズク、5歳、116g、メス

主訴:アンクレットの絞扼

アンクレットと皮膚が完全に張り付いていました。

慎重に取り外しましたが、皮膚の一部も壊死しておりました。

消毒、ゲーベンクリームによる湿潤療法、内服を行いました。

1週間後には上皮が形成され、2週間後には綺麗な状態に戻りました。

脚力も異常なく、完治しました。


放っておくと、指先への血流が遮断され、足先全てが壊死してしまう可能性もあります。

足の異変にいち早く気がつくために日頃から、身体チェックを行うことが重要です。

また、湿潤療法は動物種問わず、皮膚の再生には有効と思われます。

耐性菌対策として抗生剤の乱用を避けるため、消毒薬も併用することでほとんどは無事に皮膚は再生してくれます。


以上です。

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