こんにちは。
ハーブ動物病院です。
最近では様々な動物が人と一緒に暮らすようになりました。
当院でも様々な種類の動物が来院しますが、最近増えてきているのがマイクロブタで、飼い主様からワクチンの問い合わせが多く寄せられたため、当院でもワクチンを入荷しました。
犬猫のようにワクチンのガイドラインが正式にないため、飼い主様の任意の元で接種をするか決めますが、ペットとして飼われているブタには2種類のワクチン接種が薦められています。
・日本脳炎…蚊(コガタアカイエカ)によって伝染する人獣共通感染症で、法定伝染病に指定されています。ブタ自身に重篤な症状を示すわけではありませんが、ウイルスの増幅動物であるため、人を守る、病気を蔓延させないという意味でも必要であると考えられています。
詳しくはこちら→ https://buff.ly/2Zb1tK9
・豚丹毒…ブタを含む哺乳類や鳥類に感染する人獣共通感染症の菌ですが、ブタでの被害報告が一番多いとされ届出伝染病に指定されています。経口感染や創傷感染し、日本脳炎に比べても感染リスクは高いとされています。ブタ自身にも症状を示し、感染型によって発熱、蕁麻疹、関節炎を引き起こします。
詳しくはこちら→ https://buff.ly/2Zfk9sm
これらのワクチンの間隔は、4ヶ月齢未満の子ブタはそれぞれ1ヶ月毎に2回打ちます。その後は日本脳炎は年に一度、蚊が媒介する前に(3~5月まで)、豚丹毒のワクチンは半年おきに行うのが好ましいとされています。
マイクロブタのワクチン等についてはお気軽にご相談下さい。