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鳥の雌雄判別について


こんにちは。

ハーブ動物病院です。


今回は鳥の雌雄判別についてのお話です。


セキセイインコはロウ膜(鼻の周りの部分)の色で、オカメインコは羽の色で雌雄がわかります。

しかし、鳥は精巣が腹腔内にあるため見た目で雌雄が判別できない種類がいます。

コザクラインコや文鳥、そして、猛禽類がその一種です。


もちろん卵を産めば雌は確定ですが、何歳になっても初産する可能性があるため今まで雄だと思っていたのにある日突然卵を産んだ!という声も多々聞かれます。


そこで確実に、かつ短期間でわかる方法があります。

それが遺伝子検査です。

採血し、外部の検査センターに送り10日前後で雌雄がわかります。

ブリーダーさんやペアで繁殖を考えている等、確実に雌雄を知りたいという方にはこの方法をお勧めします。


雌雄判別のご希望で採血を行なったアフリカワシミミズク

猛禽類はインコとは異なり、嘴よりも脚力と鋭い爪に気をつけなければいけません。

この子も保定者も怪我をしないように、正しい保定で素早く採血をすることが大切です。

タオルで脚を隠し、肩の部分から翼にかけてしっかりと保定します。

犬猫同様に、頸静脈から採血します。

採血量は雌雄判別の場合、0.1ccほどで行うことができます。


検査結果は…

雄でした!

飼い主様は女の子だと思っていたようです。

やはり検査をしないとわからないこともあります。


鳥の雌雄判別をお考えの方はご相談下さい。


埼玉県川口市のハーブ動物病院より

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