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執筆者の写真ハーブ動物病院スタッフ

小鳥の疥癬(ヒゼンダニ)

こんにちは。

ハーブ動物病院です。


今回は小鳥の疥癬について紹介します。


小鳥の疥癬とは

目には見えない小さなトリヒゼンダニというダニによって、皮膚のかゆみ、嘴回りや足が白く分厚くなる角化亢進などを引き起こす皮膚病です。

鳥類ではセキセイインコに多く、人や他の動物種への感染はないか少ないと言われています。

治療法はダニの駆虫ですが、慢性経過により嘴や爪の過長が起こると、衰弱してしまうため、放置は禁物です。

小鳥の疥癬の特徴は無羽部にダニが付着することです。

無羽部とは文字の通り、羽が生えていない箇所を指します。

嘴、脚、眼の周りに寄生し、逆に羽の生えている部分には寄生しません。

ダニを駆虫すればきれいな皮膚の状態に戻ることが多いです。

白い部分を顕微鏡で見ると

このようにダニがたくさんいることがわかります。


無羽部の白みが強かったり、ボコボコしているような所見があれば疥癬の可能性があります。かゆみはとてもストレスになりますので健診の際にチェックすることをお勧めします。


エキゾチック診察担当医は午後の診察時間に常勤しております。

緊急の際はお電話下さい。


埼玉県川口市のハーブ動物病院より

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