こんにちは。
ハーブ動物病院です。
今回は同居しているメスのフクロモモンガの妊娠、出産を機にこれ以上の繁殖を望まないため、飼い主様と話し合った結果、オスのフクロモモンガの去勢手術を行った症例についてご紹介します。
症例:フクロモモンガ、オス、2歳、元気食欲問題なし
当院では陰嚢摘出術という方法を用いて、陰嚢と精巣を一括して切除します。
皮膚、皮下織、輸精管、精巣動静脈を一括して、電気メスで凝固、離断します。
麻酔時間を含めても15分ほどで終了です。
処置自体は短時間ですが、フクロモモンガはここからが重要です。
フクロモモンガは自咬の発生率が高く、患部を噛まないよう徹底した管理が必要です。
傷の治癒に合わせてカラーの大きさや着用期間も変更しなければなりません。
今回は傷の咬傷もなく、無事に終了しました。
以上です。
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