top of page

夏に痒くなる?犬のアトピー性皮膚炎

こんにちは。

ハーブ動物病院です。


梅雨の時期に入り、気も晴れない毎日が続いていますね。

気温と湿度の上昇によって新型コロナウイルスの感染動向が沈静化することを期待しておりましたが、もうしばらくは十分警戒する必要があるように感じています。


当院の感染対策として、下記を継続して徹底しております。

・院内換気

・ウイルスが付着・残存しやすいドアの取手や会計トレー等の消毒

・外待合の活用

・ご来院前の飼い主様の体調管理

・ご来院前後の手洗い・うがい

引き続きご協力をよろしくお願いします。



さて、最近では耳が赤い、痒い、足の裏をよく舐める等、犬の皮膚症状のご相談が増えてきました。

皮膚症状が複数箇所ある、外耳炎を繰り返す場合は、アトピー性皮膚炎も疑う必要があります。


犬のアトピー性皮膚炎とは

アトピー素因により、本来無害な物質がアレルゲンとなって、痒みを伴う湿疹を繰り返す皮膚病です。

以下の点で特徴があります。

・皮膚バリア機能の低下

・アトピー素因を持つ(花粉、ハウスダスト、カビ等)

・季節性がある(春から夏に痒みが強くなる等)

・多くは3才未満での発症

・特徴的な発症部位(四肢端、外耳、内股、腋窩等)


特に犬のアトピー性皮膚炎のアレルゲンとして最も多いのがダニ(ハウスダスト)で、次いでスギ花粉と言われています。


ダニは夏に増えることから、今の時期に痒みが強くなっている場合は注意が必要です。


アトピー性皮膚炎の治療には下記があります。

・スキンケア(定期的なシャンプー療法と保湿)

・痒みを抑える薬(外用もしくは内服)

・アレルゲンの除去(生活環境の改善)

・減感作療法(ハウスダストが原因の場合)


特に減感作療法とは、アレルゲンを少量投与していき、身体に慣らしていく治療です。

犬のIgE検査(血液検査)でチリダニアレルゲン(Derf2)陽性症例に対して有効性があります。

早ければ1ヶ月程度で痒みが抑えられ、薬の量を減らすことができるかもしれません。

アトピー性皮膚炎の場合は、継続して多方面(シャンプー療法など)からスキンケアを行う必要があり、完治は難しい病気ですが、無治療と治療している場合とでは雲泥の差があります。


そこで、今回は減感作療法をご希望される飼い主様に、ハウスダストに対するIgE検査を特別価格でご用意しました。


夏になって、愛犬の痒み、皮膚の赤みなどで悩まれている方は一度ご来院をお勧めします。

お気軽にご相談下さい。

閲覧数:802回

最新記事

すべて表示
bottom of page