こんにちは。
ハーブ動物病院です。
今回は、犬のチェリーアイを紹介します。
チェリーアイとは
犬や猫には瞬膜(第三眼瞼)が目の内側に存在します。
瞬膜は角膜の保護、内側にある瞬膜腺は涙を分泌する働きがあり、涙の分泌量は全体の約30%を占めていると言われています。
チェリーアイとは、瞬膜線が外側へ反転して脱出してしまった状態で、異物感を呈するため治療する必要があります。
治療は手術により整復します。
手術法としてアンカー法やポケット法、またはこれらの併用を行います。
術後の再発も稀にあります。
ここで、症例を紹介します。
症例:ミニチュアダックスフント、1歳、メス、4.4kg
主訴:左眼のチェリーアイ
特に炎症が原因となるような徴候も認められないため、手術による治療を行いました。
治療:ポケット+アンカー法
Before
↓
After
術後の経過もよく、つぶらな可愛い瞳に戻りました。
今後は反対側にも起こる可能性はありますが、おそらく再発なく、過ごせると思います。
以上です。
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