ウサギの股関節脱臼

こんにちは。

ハーブ動物病院です。

今日はウサギの股関節脱臼について、紹介します。


脱臼とは

関節を構成する骨同士の関節面が、正しい位置からズレてしまう状態を”脱臼”と言います。股関節脱臼は、骨盤の寛骨臼と大腿骨の大腿骨頭により形成される股関節において、脱臼を起こして、寛骨臼から大腿骨頭が外れてしまった状態です。


原因は、股関節の低形成など先天性のものと交通事故や落下、外傷など後天性のものに分かれます。


ここでウサギの症例について紹介します。

症例:ウサギ、3か月

主訴:左後肢をひきずる


ウサギの場合、何かに驚いたときに、強く蹴り上げてしまい、骨折や脱臼など起こす場合も少なくありません。


状態把握のため、レントゲン検査を行いました。

レントゲン検査:左股関節脱臼


ウサギの場合、後肢の動きが複雑でないため、脱臼したままでも生活に支障がない場合もありますが、麻酔下で非観血的に整復を試みました。


整復直後のレントゲン検査:脱臼から整復されていることを確認


その後、ケージレストで絶対安静をして頂き、1週間後のレントゲン検査では再脱臼を起こすことなく、良好の状態を保てていました。


1週間後のレントゲン検査:状態良好


非観血的な整復の場合、再脱臼を繰り返すことも少なくなく、生活に支障が出ているならば、手術も検討する必要もありますが、整復後、関節周囲の組織が安定化するまで、安静にできれば、治癒することもあります。


ウサギは慣れない環境でのちょっとした変化に敏感な動物のため、物静かにゆっくり生活できる環境が重要です。


以上、うさぎの股関節脱臼についてでした。

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埼玉県川口市のハーブ動物病院