腫瘍科
統計上、がんによる死因は犬で1位、猫で2位です
ペットの高齢化に伴う、腫瘍性疾患が増えています
当院は、”動物のためのがん治療”に力を入れています
<診断>
触診、生検(細胞診・組織診)、画像診断、血液検査など、
TNM分類と腫瘍の確定診断を行い、治療目標を決めます
T:大きさ、浸潤度の評価
N:所属リンパ節転移の評価
M:遠隔転移の評価
S:全身状態の評価
<治療の目標>
根治治療:一時的なQOL低下も犠牲に、根治を目指す治療
緩和療法:QOLの維持・向上を目的とした治療
対症療法:がんと戦わず、QOL維持を目的とした治療
<がんの3大治療>
外科療法:即座に大量の腫瘍細胞を取り出すことができます
放射線療法:切らずに治療できます。大学病院で週1-5回の治療が必要です
化学療法:一部のがんに有効です。他の治療と併せて再発・転移を抑えます