犬の皮膚病とMMD療法

更新日:10月13日


こんにちは。

ハーブ動物病院です。


今回は、犬で慢性化して悪化してしまった皮膚病に対するMMD療法について紹介します。


MMD療法とは

M(モメタオティック)を皮膚炎が強い部位に塗布し、1時間以上浸透させます。

ステロイド・抗生剤・抗真菌薬の合剤軟膏のため、抗炎症作用があります。


M (マラセブ)シャンプーを行います。

皮膚のバリア機能低下による、二次的な細菌やマラセチアの感染が併発する場合が多いです。抗真菌作用のあるシャンプーを使用します。


D(ダームワン)は乾燥による皮膚のバリア機能低下から保護する保湿剤です。

シャンプーを行い、綺麗になった皮膚の状態を維持し、乾燥を防ぎます。


以前は、慢性化して悪化しすぎた皮膚病はなかなか治療できないようでしたが、そのような状態でもMMD療法によって改善できることがわかっています。


ここで、症例について紹介します。

症例:トイ・プードル、メス、12歳8ヶ月、4.9kg

初診時はぐったりしている状態でした。

血液検査(甲状腺の値を含む)、腹部エコーは異常はなし

皮膚が脂漏性皮膚炎、マラセチア症を起こしていました。

MMDシャンプー療法、内服薬(抗真菌薬、抗アレルギー薬、駆虫薬)を併用し、治療を行いました。

1回目のMMD終了から一週間後の写真です。

1回目でかなり効果が現れました。

皮膚病特有の臭いもなくなり、かゆみが軽減しました。

動きも活発になり、ぐったりしていたのが嘘のようでした。

週に一度のMMD療法を2ヶ月間続けました。

毛もしっかり生えてきたため、飼い主様にもとても喜んで頂きました。

2ヶ月後の様子です。

2ヶ月間のMMD、お疲れ様でした!

今後は少しずつ間隔をあけながら行うMMDパルス療法で治療を継続します。

また、この治療はご自宅でも十分対応可能です。

諦めてしまった愛犬の皮膚病にも一度トライする価値は十分にあります。


以上です。

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