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執筆者の写真ハーブ動物病院スタッフ

鳥の異物誤飲

更新日:2020年11月22日

こんにちは

ハーブ動物病院です。


以前、犬の異物誤飲についてブログを書きましたが

今回はインコの異物誤飲について症例を紹介します。

(犬の異物誤飲のブログはこちらから→ https://buff.ly/3p90Uew


コザクラインコが人の薬をかじってしまったと来院されました。

まずは薬の成分を調べ、ただちに毒性がないかどうかを確認します。


インコの場合は催吐処置が困難ため、そのう内に薬があるかどうかを調べます。

生理食塩水をそのう内に入れ、吸い上げます。

そのう液からピンク色の薬の糖衣が確認されました。


インコはかじって遊ぶだけで飲み込んでいない場合もありますが、今回は間違いなく飲んでいることがわかりました。


そのう内に入っているものをなるべく除去するため、そのう液が透明になるまで洗浄を行いました。

その他の体調異常が見受けられなかったため、消化管保護の内服を処方し終了となりました。


異物誤飲は繰り返す傾向があるため、放鳥時はしっかりと見守る必要があります。

今回は飼い主様がすばやく気がついたためすぐに対応できましたが、そのうを通過してしまうとこの処置は行うことができません。


鳥は薬や金属、布などの誤飲が多いです。

犬猫だけでなく、鳥の異物誤飲にも注意しましょう!

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