犬の潜在精巣

最終更新: 6月25日

こんにちは。

ハーブ動物病院です。


今回は犬の潜在精巣について紹介します。

潜在精巣とは

通常は生後1ヶ月程度で精巣は陰嚢内に下降しますが、精巣の下降が不完全で鼠径管または腹腔内に停留し、陰嚢内にない状態のことを言います。

停留精巣や陰睾とも言われます。

腹腔内に停留している場合は、精巣腫瘍のリスクが増加することが分かっています。

精巣腫瘍は、未去勢の犬において2番目に多い腫瘍であり、およそ15%程度が転移性を有すると言われています。

上記を踏まえ、潜在精巣は予防的に摘出することが推奨されています。


ここで症例を紹介します。

術中写真を掲載しています。苦手の方は注意して下さい。


症例:チワワ、未去勢オス、10ヶ月齢、2.2kg

主訴:陰嚢に精巣が触知できないため去勢のご相談


エコー検査:腹腔内に左右の精巣を認めた


治療:開腹下で潜在精巣の摘出


エコー検査で精巣の位置を予め把握できていたこともあり、術中も特に問題なく素早く終えることができました。


潜在精巣がある場合には、オスで2番目に発生の多い精巣腫瘍のリスクをさらに増加させるため、予防的に摘出することをおすすめします。


以上、犬の潜在精巣についてでした。

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埼玉県川口市のハーブ動物病院