チンチラの去勢手術


こんにちは。

ハーブ動物病院です。


今回は少し珍しい”チンチラの去勢手術”について紹介します。

術中所見を掲載してます。苦手な方は注意して下さい。


去勢手術は病気やマーキングの予防で行うことが多いため、エキゾチック動物の場合は麻酔リスクや生殖疾患率を考慮し、犬猫ほど去勢手術は主流でありません。

しかし今回は同居のメスがいるため、望まない妊娠を避けるためにオスのチンチラの去勢手術を行いました。


チンチラは陰嚢がなく、鼠径輪が腹腔内とつながっているため精巣の可動域が広いのが特徴です。そのため吸入麻酔後、バリカンをかけテープで精巣を固定します。

その後に心電図の電極を設置し、呼吸は目視で常に確認します。

モノポーラで皮膚や総鞘膜を切開します。

サンダービート(電気メス)を使用し、出血もなく精巣を取り出すことができました。

精巣を取り出した後、鼠径輪の開口部を縫い合わせます。

皮膚も縫い合わせ片側の精巣摘出は終了です。

反対側の精巣も同様に行いました。

術後1週間の経過も問題ありませんでした。


チンチラの精巣疾患は多くはありませんが、飼育環境に合わせて去勢手術を行いました。

今後もメスと仲良く同居できそうです。


以上です。

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埼玉県川口市のハーブ動物病院